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神聖はるさめ王国

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2008年 08月 21日

dNaNoとミニッツ

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というわけで、上京直前に買ったミニッツと東京土産のdNaNo。

MR02ならまだ結構状態のいいのが1台あったから、2.4GHzコンバージョンを買えば
事足りるんだけど、やる気に満ち溢れてた頃ならともかく、ミニッツのメカ周りをバラすのは
何気にかなりしんどいので、最初から2.4GHzのを買った。

これにベアリングとボールデフ、ステンレスキングピン、あとセッティングパーツとして
フロントのばねとカーボンリヤサスプレートを買った。
ちなみにステンレスキングピンはMR01用で使えなかったが、買い置き袋の中に
イーグルのMR02用金ぴかキングピンの新品があったのでそっちを使った。
ていうかばねもカーボンリヤサスプレートも未使用の新品がごろごろ出てきた。なんだかな。

昔のミニッツの標準タイヤってよほど条件のいいとこじゃないと使えなさそうな
硬いのだった気がするけど、触った感じいかにもねちねちして食いそうなのが最初から付いてた。
そういえばMA010のもけっこう食いそうだった気が。あの頃くらいから変わったんだろうか?

で、箱から出したシャーシにボールデフとベアリングとステンレスキングピンだけ付けて
フェラーリ360GTCのボディをかぶせただけの状態でKYOSHO AKIHABARAを走った。

スピードもパワーもノーマルモーター&標準ピニオンで充分に感じた。
速い人はVモーターでぶいぶい言わせてるっぽいが、パワーよりも、それで握れる
トラクションのほうが羨ましかった。標準にしては食いそうな印象のタイヤも、さすがに
フルグリップとは行かない様子で、標準のパワーもほとんど全開にできない。
これでもちゃんと握れれば速い人と比べてもそう劇的に見劣りする感じはなさそうだし、
曲がり方も過不足無く、おかしな挙動も無かったので低レベルながらバランスは悪くないっぽい。

結局15分のワンセットを走っただけなので、タイヤを替えたりとかは試していない。

そして、すっかり慣れ親しんだミニッツとは違う、初体験のdNaNo。
基本的にはまんまミニッツを縮小したような印象そのもので、サスの形式や
ボディに合わせてポジションを3つから選べるモーターマウント、バンパー裏に引っ掛けて
サイドで留めるボディマウント等、まさにミニミニッツ。そっくりだ。

しかし、さすがに基本設計が新しいせいか、小さいながらもミニッツより洗練されてる部分もある。
特に感心したのがエキセントリックアジャスターでバックラッシュ調整ができるモーターマウント。
確かに平べったいミニッツのモーターでこれはやりにくいのかもしれないが、
スペーサーでバックラッシュ調整するのはどうもスマートじゃない気がして気に入らない。
さらに、モーターやオプションのジャイロユニット、ICSの接続コネクタが整然と並んでいるのは
とても合理的でかっこいい。シャーシ裏のIDタグがこれ見よがしなのはいまいちか。

ミニッツはフロントボディマウントとホイールのオフセットだけでフィッティングするのに比べ、
dNaNoはフロントのサスプレート&タイロッド、リヤシャフト両端のホイールハブでかなり細かく
車幅を調整している。オフセットが変わらないのでスクラブが変わらないのはいいけど、
ボディを載せ換えるには足回りをほとんど完バラする必要がある。
ちょこちょこ載せ換えて遊びたい人には辛いかも知れない。ボディごとに専用シャーシを
確保した方が楽だけど、シャーシだけでもミニッツほど安くは無いのが…
さらに、その細かくラインナップされた各種幅のサスプレートやホイールハブに、
高くて青くてかっこいいオプションのアルミのがいちいち用意されてるのがさらなる泥沼の予感。

しかし、そこまで細かく拘っている割にはホイールの種類が少ない。少なくとも車種専用ではないっぽい。
フェラーリ360モデナとポルシェ962のホイールは色もデザインもまったく同じだった。
個人的にはそんなに気にしてない部分だけど、恐らくミニッツやdNaNoの本来の方向性的には
ボディの次くらいに重要な生命線だと思うんだが、いいのか京商。

さすがに2.4GHzのハイグレードメカ標準装備なだけあって、サーボの動きもスムーズで
標準仕様のミニッツより格段に上質な感じ。小さくても動きにチャチな感じは無い。
意のままに気持ちよく走れるサイズはミニッツが限界だろう、と思ってたが、なかなかどうして、
標準状態でもミニッツと遜色ないレベルで走った。ちなみに箱から出した状態でリヤに10度、
フロントに50度というガチ安定志向のタイヤが標準なのも大きい。それでもアンダーどころか
十二分に良く曲がるので、舵角はかなり絞った方が走りやすい。

ちなみに最初はオプションの類は一切組まず、ピニオンだけ標準(一番小さい)から2枚上げた。
実際ストレートでもなかなか全開にできないのでトップスピードを伸ばす効果は無いが、
立ちが穏やかになって扱いやすくなる効果はあったと思う。逆に、充分なトラクションが
確保できるなら1枚下げたほうがいいかも知れないくらいだ。

これもほとんどのコーナーで必要充分に曲がって、無茶しなければ巻くことも無いんだけど、
なぜか最終コーナーからストレートへの立ち上がりで逃げるとものすごく不安定になる。
常時不安定なら判るんだが、ここでだけ突然どこかに飛んでいきそうになる。

過去の経験で似たようなケースだと、昔掛川でインディを走らせてたとき。
普段は普通に走るのに、まっすぐの直線で加速しようとすると突然真後ろを向く。
これはカーボンシャフトが超微妙に曲がってて、540やスポチュンのスピード域では
何の問題も無いけど、11ターンで全開にするとシャフトがブレて車が暴れる、というものだった。

これを目の前のdNaNoに当てはめてみると…あ、タイヤのゴムがずいぶんいびつだ。
見た感じ径はそうでもないが、幅がかなりいびつで1ミリくらい細い部分がある。
幅だけいびつで径はばっちり、というのも考えにくいので、径も少なからず歪んでるのかも。

みこさんのポルシェも同じような挙動が出るらしい。リヤタイヤは標準のより食うのは無いので、
仕方なく標準と同じ10度を買っていたが…それもやっぱりいびつだったらしい。
そういうものならそういうもので別に構わないんだが、普通に走ってる他の車はどうなんだろう?
ジャイロ付けたら直るんだろうか?それはそれで、車がオカシイのをハイテクで
なんとかしちまおう、というのは根本的に間違ってる気がするし。

とりあえず、ゆっくり加速するよう心掛ければ特に問題は無いので、そのままで通した。
あ、とりあえずボールデフを入れてみたけど、直線でふらついたのを修正するのは
楽になったけど、ふらつく事自体は大差無かった。

まだまださわり程度しか走らせてないけど、充分によく走るし面白い。
しかし、走らせる場所やコストを考えると、特にあのサイズに拘りが無いのなら
ミニッツでいいじゃん、と正直思った。

最近、細かいものは眼鏡を外したほうがよく見えることに気付いてしまった年寄りには
あの1×3とかのありえないサイズのねじと格闘するのはしんどい(弱

by harusame_kingdom | 2008-08-21 21:45 | らぢこん | Comments(0)


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