発表されたのがちょうどFAZER8を買った頃だったから…1年半くらい前か。
海外ではとっくに発売してたのに正規代理店のプレストもずっとだんまりで。
ラインナップを見ても「17年モデル」「16年モデル」のマークの付いてないやつ
(=15年かそれ以前の在庫?)が大半だ。排ガス規制とかが海外も国内も
あまり変わらなくなるっぽい(?)し、今後はめぼしいとこは逆輸入じゃなくて
ヤマハが直々に国内モデルとして出して行って、プレストは徐々に店を畳みにきてるのか?
で、
MT-10/SPも国内モデルとして出てくるみたいだ。
素の方でも160万台、SPだとほぼ200万だ。現行R1ベースだと思えば
こんなもんか、とも思うけど、MT-09がよく出来てるのにすごい安いから、
この価格差ほど性能差はあるのか?とか考えるとだいぶ厳しい気もする。
能書きでは「単なるR1のネイキッドじゃないよ!ちゃんとMTとして作り込んでるよ!」
ってことを熱く語ってるけど、見た目から受ける印象はR1のネイキッドまんまだ。
かつてのFZS1000がR1からちゃんと作り込んだネイキッドだった訳だけど、
FZS1000は顔(とエンジン)だけがR1で他は別物だったのに対して、
MT-10は強烈過ぎる顔とアップハン以外はほぼR1まんまで正反対だ。
まぁ現行R1の顔自体が歴代R1とはまるで別物だから、あれを超絶ヤマハセンスで
ネイキッドに翻訳した結果があの顔、と言われれはそうなのかもしれない。
一切の言い訳を排除してサーキットで勝ちに行くために作られたR1から、
明らかにオーバークオリティな要素はいろいろと削られては居るけど、
鬼のようなスイングアームやフレームの塊感は完全にR1そのまんまで、
元祖のMT-01はともかく、近年の成功シリーズであるMT系に通じる
軽快なイメージは微塵も無い。とにかく強ぇんだ!凄ぇんだ!って主張しか感じられない。
とにかく写真で見る限りでは「おぉ!」よりも「ぅ・・・」寄りの印象だけど、
いろいろと奇抜なだけに現物を見てみないとなんとも言えないかもしれない。
エンジンの味付けもR1とはまるで違うみたいだけど、結局のところクロスプレーンなら
V4的な回り方なのは変わらなさそうだけど、どうなんだろう?
もう春だし試乗会シーズンも近いはずなのに、毎年恒例のプレストの試乗キャラバンも
いまのところ何の告知も無し。やっぱりもう畳む気なのか?
どっかで試乗できるといいんだけどなあ。