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神聖はるさめ王国

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2016年 09月 24日

はじめての有明ホビーショー

何かこの暇の有効利用は無いか?

バイクで遠出でもするか?

そういえば秋のホビーショーあるよな?

よし宿も取っちゃうぞー

なんかずっと天気悪い

まぁ新幹線でいいか

という自分でもよくわからない流れで行ってきた。
春の静岡は毎年行ってるけど秋の東京は初めてだ。

とりあえず前日秋葉→一泊→朝からホビーショー、の流れ。
秋葉のことは別記事で書くつもりだけど、先月行ったばっかだしなあ。

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コミケ以外で来るビッグサイトってはじめてだな。
人はふつうに多いけどコミケ基準だと異常に少ない。1/100くらい。
会場は西3・4。もうすっかり企業ブース行かなくなったから10年以上ぶりだ。

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行列にはなってるけど、コミケどころか静岡ホビーショーと比べてもぜんぜん平和だ。
こっちは初めてだから例年どんなもんなのかは知らんけど。

会場全体でツインメッセの片っぽだけくらいのイメージだろうか?正確にはわからんけど。
モデラーズギャラリーが無いのは仕方ないけど企業もこぢんまりしてる。
静岡で本気出すタミヤは仕方ないにしても、こっちがホームのマルイとかまでこぢんまり。

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恐らく今回会場全体の中でも目玉だったと思う京商ドローンレーサー。
内容はまさに「空飛ぶ車」で、近年話題になればなるほど肩身が狭くなっていくドローン業界に
一つの道を示す意欲作なんじゃないかと思う。小型軽量かつ超低空しか飛べないから
改正航空法の規制対象にならないから、特定の禁止区域(見た目はまんまドローンだから
名指しでドローン禁止!とか言ってるとこではトラブルになるからやめたほうがいいとは思う)以外では
誰でも自由に飛ばせる、らしい。

スピードも標準で30キロ、ローターの前傾角を調整すると34キロくらい出るらしいから
1/10のあまり激しくない車くらいは出る。地に足が着いてない分よりスリリングだし、
速いモーターもオプションで出るみたいだからもっと速くなるはず。
何より、それがホイラープロポで操作できるのがいい。たぶん世界初なんじゃないか?

従来のドローンでも気圧センサーとかで高度を考慮した制御ができるのはあったけど、
これは超音波センサーで直接地面を検出して超低空飛行を実現する。
やってみたことがある人は解ると思うし、ヘリや飛行機も同じというか余計にだと思うけど、
超低空飛行っていうのは本当に難しい。充分な高度が維持できてれば、操作ミスで
高度が下がってもまたすぐ上げりゃ済むけど、低空だとあっと思ったときにはもう地面だ。
しかも絶対的な高度ではなく、地面を直接見てるから凹凸や勾配もちゃんと乗り越える。
スピードが乗った状態でジャンプ台に突っ込むと本当にバギーのジャンプみたいに飛ぶ。

たぶんこれハードウェア的に特別なのはこの超音波センサーくらいだと思うから、
それを含めた超低空特化の制御系を汎用で用意できれば、これはもう新しい
ひとつのジャンルになるんじゃないのか。

舗装だろうが未舗装だろうが水面だろうが路面は選ばないし、
いくらローターガードが付いてるからって何やっても絶対怪我させない、って事は無いだろうけど、
高いとこ飛ぶわけじゃないし重量も軽いから、少なくとも1/10の車よりははるかに安全だ。
フルスピードで人間に突っ込んでも「痛て!」くらいで済むと思う。車は下手すると怪我じゃ済まん。

機体はとりあえず白と黒の2種類(色だけじゃなくてデザインも違う)だけど、
クリアボディも出るみたいだし、LEDを6色に設定できるから少なくとも6台までは
同時走行(飛行か)でも判別は可能で、さらに専用ラップカウンターに対応した
赤外線LEDまで標準で備えてる。このカウンターシステムが一般で買えるものなのかは
解らないけど、計測ソフトは既存のもの(AMB用?)が使えるみたいだし、
少なくともメーカー主催のイベントでは、あわよくばショップ主催のレースでも
ちゃんと自動計測ができる仕組みが標準で備わってる。すげえ。

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現状参考出品ではあったけど、FPVも視野に入れてるらしく、またwifiでお茶を濁すのではなく、
ちゃんとアナログでラグの無い映像をリアルタイムで送るシステムがカタチになっていた。
盗撮とかに使いにくいよう、機体もFPVシステムも微弱電波であまり遠出はできないから
直接見えない森の中をカメラを頼りに突き進む!みたいな本来のFPVドローンの醍醐味は
味わえないかもしれないけど、その代わりこのシステムはドローン専用じゃなくて、
車とかにも積んで使えるらしい。こりゃ気になる!あまりにチープで使い物にならないのも
困るけど、ちゃんと使えるのが安く出てきたらまた一つのムーブメントになるかもしれない。

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そして個人的特大本命・ターボスコーピオン!!!
いつもと同じ素組みとオプション仕様の2台だけど、アルミキラキラカーボンテカテカの
勘違い成金仕様ではなく、ライトを電飾してメッキホイール履いた程度のお上品仕様。
まぁスコーピオン系のオプションはすでに出揃ってるし、ターボスコーピオンを期に
新たに投入されるオプションもそんなに無いんじゃないかな。
あ、そういえばリヤタイヤは標準とは違うパターンだったような。
もうオリジナルのイメージに縛られる必要も無いからいろいろ出すつもりなのかも知れない。

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新規の板類。ロングホイールベースキットはカーボン製のオプションは
既に出てた訳だけど、ミッションケース下のスキッド部分とか、リヤアームの
ボトムストッパーとか、カーボンではできない曲げ加工を見るとやっぱ金属がいいな。
板厚も頼もしい。

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ルマンは・・・なんかもう・・・ルマンだった。
アンプは思ったよりでかい。積むのに困るほどじゃないと思うけど。
「緑とか青のは出さないんですか?」って聞いてみたら、
「あれは8分間レース用なので、チェーン駆動の8分間レース用の車と一緒に出します」
との事。ええええ!そう来たか!!ビンテージシリーズはバギーだけじゃなかった!!!
便乗してテックから金色のねじとかいろいろ出るといいな!!!!

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新ハングオンレーサーは・・・カウル付いた状態のと、ハングオン動作デモ用の
裸で台に固定されたのを見た程度ではどう変わったのかよくわからんかった。
いろいろ切らないとほとんど動かなかった気がするリヤサスの伸び側ストロークが
ちょっと増えてたのかな?って気もするけど気のせいかもしれない(汗

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最新現行ハイエンド・ZX6.6とRB6.6。なんなんだよ.6って。RZ6の立場は?
それにしてもかっこわるい。速いんだろうけどさ。

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ハセガワのバーチャロンはどうなったんかな、って思ったらまだあった。景清の八島だって。
今考えました!じゃなくて一応開発時からモデリングはされてたけど使われなかった指揮官機らしい。
角だけの新規金型らしい。無理矢理感すごすぎてもう涙も出ねえ。

機体とかバリエーションとか死ぬほどあるシリーズだからネタ切れってことは無いんだろうけど、
作ったところでコストに見合うようなネタはもう無いって事なんだろうなあ。
エンジェとか出せば絶対一定数は売れるだろうけどそれでも元取れないんだろうなあ。

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アオシマの実車展示はCB400Fourだった。まぁ好きな人にはたまらんのかもしれん(冷静

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バイクシリーズも充実してきたのはいいんだけど、カワサキ大量、ホンダ多め、スズキ少々、
というラインナップにもんにょりする。いいよどうせ多少ヤマハ増えたとこでFAZERは出ないんだろ。

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タミヤでは新型NSXの実車が。
巷では発売前にもう飽きたとかぼろくそに言われてるけど、いざ現物を目の当たりにして・・・
うおおすげえ!って感じは正直しない。まぁかっこいいとは思うしすごいんだろうけど。
これが次期S2000で400万くらいで出ます、とかだったらうおおすげえ!って思うかもしれない。
なんだろう?サイズもコストも考えずにS660作ったらこうなりました、みたいな、
いまどきのホンダが生々しく出すぎてるというか、まぁ狙い通りなんだろうけど、うーん。

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そんなタミヤの会場発表サプライズは・・・M05デミオだった。
ええええ!まじで?すげええええ!!って思った人が(乗ってる人以外に)どれだけ居るのか。

ていうか隠し玉以前にまともな新製品が何も無い。天下のおタミヤ様がこれではあかんだろう・・・

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セキドのブースに何の説明も無くただ置いてあった謎バイクX-Rider。たぶん1/8。
ぐぐってみたら引っかかったのは仮面ライダーXだった。セターップ!セターップ!セターップ!
どうも中華バイクみたいだしセキドが扱うのかな?リヤサスのリンクがかっこいいな。

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京商以外ほぼやる気の無いとこばっかならぢこん方面で唯一ぶち込んできたKO。
本来ミドルクラスとして出てきたけど実は設計新しい分レスポンスとかもEX-1より
高性能なんですよ、って事で事実上のハイエンドだったEX-2を
名実共にハイエンドに焼き直したEX-RR。市販ホイラー&ガングリップ式プロポの元祖として
長い歴史を刻んできたEX-1もついに退場になるのか。

一見カーボンとか貼って高そうに装ったEX-2なんだけど、ソフトウェア面だけじゃなく、
ステアリングやスロットルのばねやストローク、ロータリーエンコーダーとかの
ものすごく細かいハードウェアまでほぼ全部見直された上、受信機もサーボも
従来とは互換性の無い新規のハイレスポンスモードまで備えて丸ごと作り直しに近い。
逆に、そこまでやるならEX-2まんまな筐体も作り直しゃよかったのにと思わずに居られない。
あれも軽い分EX-1よりはましって程度で特別よく出来てるともかっこいいとも思わんし。

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世間はアンテナレスに向かおうとする中、従来の外出しアンテナと内蔵アンテナの2系統で
信頼性を高めよう!という受信機。昔から電波の弱さに定評のあるKOだけど、
最近のもやっぱだめだったの?なんかすげぇ力技に出てきたけど。
でも受信機に直接アンテナパイプを立てる機能はいいな。他所も真似してほしい。


こんな感じで、めぼしいとこ見るだけなら正味1時間も掛からない内容だった。
これで入場料1000円は・・・遠征組から見れば交通費の誤差みたいなもんだし、
タダだからって押し寄せる首都圏の暇人に対する抑止力としてこの程よい混み具合に
貢献してるなら、妥当かどうかはともかく意義はあるのかもしれない。

それよりらぢこんメーカーはもうちょっと頑張ってほしい。
今回は相対的に京商が神懸かって見えたけど、落ち着いて考えたら
毎回あれくらいやってくれてもばちは当たらんよなあ、って気もする。
KOは今回でかい一発があったけど、プロポメーカーはそんなに毎回
大物は出せないだろう。前回頑張ったフタバは今回大人しかったし
サンワなんか今回参加すらしてない。

何より情けないのはタミヤだ。

by harusame_kingdom | 2016-09-24 20:11 | ホビーショー | Comments(0)


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