さて、早速ボディいじるのに着手するわけでもなく、はしらせに行くわけでもなく。
せっかくだからちょこっとばらしてみた。
シャーシ裏側から見えるねじはバンパーを止めるねじ2本×前後、
ストラットタワーを止めるねじ2本×前後左右、の12本。
バンパーを外せば差し込んであるだけのミッションは抜けるはずだけど・・・抜けない。
説明書には「固いので注意してください」って書いてあるけどそれにしても固すぎる。
よく見るとストラットの付け根の穴に差し込まれたドッグボーンがちょうどストッパーになってる。
なるほど、まずドッグボーン外さなきゃだめか。ダブルウィッシュボーンなら簡単だけど
ストラットだとめんどくさいな。とりあえず片側のストラットタワーを外してみたらなんとか行けた。
こんなにねじを減らすことに拘った車なのになんでストラットだけで8本も使ってんの?
って思ったけど、ここを一体化しちゃうと余計パズル度が上がるからなのか。
前も後ろも同じように付けれるから、フロントオーバーハングにモーターが来るけど
前後逆になるからモーターは逆転な、ってカタチだろうと当初思ってた。
タミヤの逆転に対するおおらかさは異常。
んが、外したミッションを見ると溝に差し込むリブが角度違いで2組あることに気付く。
元々タムギアよりかなり高めのモーター位置だけど、さらに極端にカチ上げて固定できる。
つまり、オーバーハングではなく超ハイマウントだけど一応フロントミッドに載るのだ。
モーターも正転のままで。これはちょっと驚いた。バンパーもそのまま使える。
ステアリングリンケージもご覧のとおり。まったく干渉なし。
フロントボディマウントだけ当たるから避けてるけどそれ以外は完全ボルトオンだ。加工一切なし。
これはけっこう面白いな。
ストラットサスも物珍しさで採用しただけじゃなく、スペース効率がいいからこういうあほなことしても
取り回しに無理が出にくい。ミッションが強度構造から完全に独立してるのもそれが狙いか。
普通ならミッションをリヤ周りの強度構造の要にして括りつけるから、もっと簡単に強度が出せる
(=簡略化やコストダウンがしやすい)のに、そうせずに変態性を優先した。いいね!
競技用バギーやガンベイドとはまた一味違う合理性がある。
でも、さすがにこの位置にモーターがあると、バギー枠でかっこいいボディを作るのは難しそうだ。
バギーに拘らずトラックとかでシリーズ展開するのかな?タムギアもそうだったし。
今回はかっこいい方向でやってやろうと思ってるから、とりあえず元に戻した。
きっとどこかの誰かが素晴らしい変態マシンを作ってくれるだろう。世界は変態に溢れている。