人気ブログランキング | 話題のタグを見る

神聖はるさめ王国

hrsm.exblog.jp
ブログトップ
2013年 05月 02日

今月のらぢまが

・KO EX-1 ver3
今度はグリップユニットの改良だそうな。グリップパッド自体は従来型にも使えるっぽいから
目玉はトリガー部分の形状変更だろうか。そういえばEX-1発表前にユーラスで試作してた
凝ったトリガーって結局どうなったんだっけか?あれを採用したならまだ見どころあったかも知れんけど
「最初から付けとけ」って世界中からつっこまれるのが怖かったんだろうか。
んで、このちょこっと形状が変わったトリガーのために定価で1万5千円近いグリップユニット買う人が
一体どんだけ居るのか。どうせなら電池位置まで見直して一から作り直しゃいいのに。
「内部基板を改良してレスポンスアップ」ってのはギャグだと思うんだけど笑えないよなあ。
 
・京商 プラズマLm
「プラズマで今度はCカーやろうぜ」という、企画そのものは実に安直な、
おいらが責任者なら1秒で却下するようなお粗末なモノ。でも力の入り具合が異常。
中身はほぼプラズマRaをでかくしただけに近い。リヤサスがサイドリンクからTバーになってるけど
フリクションダンパー2本でロール制御するあたりはそのまんま。セットの簡略化&コストダウンが目的なら
すぱっと省くかオプションにでもすればいいのに。外したら走らんかったのかな。

圧巻なのはボディ。ちょっと前に某所で塗装前のを見せてもらったんだけど、
「ポリカだけど結構がんばりました」なんてレベルじゃない。サイズは違うものの、
「ミニッツのクオリティをポリカで実現」という無理ゲーに挑んだ上に概ね達成してしまっている。
こんなもの作れるとこがあるとしたら昔のタミヤくらいじゃないだろうか。今のタミヤだと無理だろ。

実際、ミニッツの場合はあのクオリティで完成済み、というのが肝で、どれだけ超一流の素材を用意されても
普通の人はそもそもそんなレベルで仕上げられない。京商もその辺は承知してるようで、
基本色プリント済みのボディにステッカーと小物パーツ取り付けだけで完成するようになってるらしい。
さらに未塗装のクリアボディも付いてくるから自分で好きなようにも塗れる。何これ完璧じゃね?

しかし、簡略サス&板類FRPになってプラズマRaと同じ値段、っていうのはいかがなものか。
実際コストダウンした分がまるまるボディで相殺された形なんだろうけどさ。
ミニッツのもうひとつの肝である「お手軽さ」をこのサイズで追求するのは難しいのか。
プラズマベースじゃなくてもっとチープなシャーシでいいと思うんだけどなあ。

・タミヤ TRF101
ついにF1にまでTRFの魔手が。ていうか型番見てるとF101みたいで退化してるように見える。
物々しいカーボン板のフロントサスがまず目を引くけど、ロアアームはF104と同じで、
アッパーはボールコネクトされるF104とは違ってねじ止めだし、恐らくF103以降の
キングピン式サスはみんなばねをナックル下に入れるのが主流だと思うけど、
こいつはナックル上にばねを入れて、そのばねの応力をカーボン板のしなりで受ける、
というのがミソらしい。見た目はハイエンド感ばりばりなのに考え方はびっくりするほど古風だ。

リヤサス周りはサイドリンク&フリクションダンパーのver2な感じでぱっと見目新しさは無し。
デフはタミヤ伝統のデフジョイントを使わない新型らしいからモーターマウントも新しいのかも。
よく見るとなんかブラシモーター付かなさそうに見えなくもないけどどうなのかな。

・タミヤ TA06MS
ガンダムはとりあえずフルアーマーにしなきゃ気が済まない的な安直さでフルカーボン化されたTA06。
アッパーデッキを細くしてシャーシロールを増やすという考え方自体はまっとうなんだけど、
TA06の場合インボードのダンパーが付くのにやわらかくしちゃっていいのか?とか
複雑で細身の形状だからやわらかそうに見えるけど厚みは2.5ミリもあるから実は硬いんですよ!とか、
見てて何がしたいんだかよくわからない。カーボンにしたいだけなんだろうなあ。
良くも悪くもカーボンになっただけみたいな車だから、いろいろ斜め上だったTA05MSほど
変態にはなってなさそう。でも素で充分変態だからあまり関係ないのかもしれない。

・ヨコモ B-MAX2WCプロト
メインシャーシがジュラになるそうな。元々変態寄りなロッシやデュランゴとか、
とりあえずこっち方面は流行ってるのをパクる方針の京商がジュラなのはまぁ仕方ないかな、
と思ってたんだけど、結局2駆バギーでいちばん優れてるのはモールドバスタブだと思ってた。
すでにバスタブがあるのに同じのをジュラで作り直したケースってたぶん初なんじゃないだろうか。
何がいいんだろう?いちばん低いとこを重くできるとか、それくらいしか思いつかんけど。

・サンワ RX-472
従来の最軽量受信機471にSSL機能を追加した新型。サイズや重さは変わってないっぽい。
要は、SSL対応アンプ(スーパーボルテックスZERO)のプログラム変更をプロポ側から
行ったり、温度や電圧、回転数とかのテレメトリーしたりするのに、AUXとかセンサーケーブルとか
繋がずにコネクタひとつで完結してしまう、という仕掛け。

現状、今まで線をいっぱい繋げば一応可能だった事が線1本で簡単にできますよ、程度の事だけど、
これで、負荷センサー付きSSLサーボとフォースフィードバック付きプロポができれば
ステアリングの重みを指で感じられるシステムの実現が現実味を帯びてきた、という事になる。
今すぐは無理にしても、M12の次のモデルチェンジの目玉くらいで出てきてもおかしくないと思う。
うは、興奮してきた。それまではMT-4握り締めたまま全裸で待機だ!

フタバもテレメトリーやるみたいだし、そろそろ「目新しいおもちゃ」の次の段階に来てるんじゃないだろうか。
そして、伝統をぜんぶドブに捨てて先進感ごり押しで出てきたEX-1の行くべき道はこっちなんじゃないのか。
そういう新技術に柔軟に対応するためのユニット構造なら、高くても仕方ないと納得もできるのに。

by harusame_kingdom | 2013-05-02 18:35 | らぢこん | Comments(2)
Commented by 工場長 at 2013-05-03 08:18 x
Ver.3の部分を頼んだよ。
三和の新型受信機一台分でVer.3の部分と安い受信機が買えると思えばEX-1スキーには安い投資たぜ。(と強がってみる
Commented by れざ at 2013-05-03 16:37 x
ぶわっ(涙

EX-1も、気が付いたら余った部品で2,3台組める、みたいな
自作PC的な楽しみがあるのかもしれない(前向き

受信機だけは本当に羨ましいんだけどなあ。ジャイロ内蔵とかのも。


<< RCMJ全国ミーティング      プラズマインアリス >>