今回のあひるのタムギアは新作が無いので旧作でお茶を濁すわけなんだが、
走行性能以前に壊れずに走る能力に深刻な問題を抱えたままの前作ギャロップはさすがに使えないので、
その前のバイパーで行くことにした。が、バイパーにもギャロップほど致命的ではないものの爆弾を抱えている。
リヤのトレーリングアーム取り付け部の剛性が低く、足が根元から歪むことでドッグボーンが外れやすいのだ。
タムギア純正リヤハブのRB5のナックルとカーボン板を組み合わせたアームそのものの剛性は充分だけど、
切り刻みすぎたフレームが歪むのがなんともならず、2年前にガガで投入したときはジャンプを飛ぶと
ほぼ確実に抜けてしまう状態だった。それでも、ジャンプをなめて極力ぶつけないようにそーっと走れば
なんとか普通に走れる分、何もしなくても走行不能になるギャロップよりはましなんだが(論外
このアーム取り付け部だけでも、カーボン板等で補強したらましになるかなあ、と漠然と考えていたけど、
先日何かが降りてきて画期的な強化方法を思いついた。何が画期的って、その材料コストだ。
というわけで、今回のテーマは「10円で強化する4×2バイパー」
問題のフレーム内部。ただでさえニッパーでさくさく切れるABS製のフレームを切りまくった結果、
カーボンのアッパーデッキを追加した程度では追いつかないぐらいぐにゃぐにゃになってしまった。
フレーム単体だとミニッツのTバーより柔らかいんじゃないだろうか。
そこにRB5用フロントアクスル(えらそうにオプションの六角ハブ一体のアルミ製)がフランジナットで
がっちり止まってるんだが、いくらがっちりでも土台がやぐやぐではどうにもならなかった。
ここに補強プレートをかますのに、わざわざカーボンとか切らなくても5円玉でよくね?という作戦。
(中略)
こんな感じで。
50円玉より有効面積(特に前後)が大きい分補強効果も大きく、軽いのにコストは1/10だ。
しかし、下側にはみ出した部分が当たって電池蓋(電池を押さえる意味では不要だが、下がりまくった
フレーム剛性を焼け石に水的に補強するためにつけてた)が付かなくなってしまった。
メタルビームフレーム(ダミー)を付けたら意外と普通な剛性は出てたっぽいのでよしとする。
問題のアーム取り付け剛性は…まぁ、ましにはなった、ような気はする。たぶん。
もう2つくらい対策を思いついたので、走ってみてだめだったら実践してみる。
ついでにフレームの電池穴も加工して純正タムギア電池も載るようにした。
アンプは前回走ったときはVFS1C2あたりを奢ってた気もするが、結局ノーマルに。
まぁ、壊れずに走れば良し、ということで。
ギャロップよりはまともなはずだし、だめなら予備にアルティマもあるし。