2005年 08月 16日
日曜まで仕事だったせいか、唐突に平日休み。 夏休みなせいか、平日昼間でもそんな快適な狩りはできないし、 そもそも火曜はメンテの日だし、というわけでもないけど、 けっこう前から妄想していたプロジェクトを無理矢理気味にスタートしてみる。 とりあえずカタチにすることを最優先に、走らせることは考えず、 安くて加工しやすい板材ということでアクリル板を買ってみたが、 直線は笑えるぐらい簡単に切れるものの、曲線が思うように切れずにくじける(弱 レベルを厚紙まで下げようかとも思ったけど、結局発泡スチロール板に落ち着く。 そして、小学生レベルの工作能力を駆使してざくざく切っては組み立てる。 改造ホーネットではなく、まったく関係ないものからホーネットを作ってみる試み。 最大の肝は普通の車の部品を使ってローリングリジッドサスを再現すること。 フラットな路面では案外いけるんじゃねえの、という可能性を追求しつつ、 やっぱりだめ、となったら本来の部品で簡単に4独に組み替えられるというチキンなコンセプト。 フロントサスの具合とフレーム構造のチェックが目的なので、こんな感じで。 ボディだけはホーネット純正を使うつもりだったので、ボディマウント位置などの寸法を 現物あわせで模索してみたけど、思ったよりも簡単にばっちり決まる。 リヤダンパーステーの上の突起物がリヤボディマウントになる部分。 メッサーウイングのように巨大なダンパーステーは、とりあえずざっくり切り出しただけなので 最終的にはこの半分ぐらいのボリュームになる予定。 フロントのダンパーステーはカワダの1/12用サーボマウントを使って斜めに立てる。 板そのものは、ボディと現物あわせでとりあえず幅だけ決めたものの、高さはちょっとありすぎ。 ツーリング用のダンパーを使うつもりなのでもっと小ぶりになる予定。 フロントサス。ボールコネクトのバラクーダ用サスアームをアッパーデッキとロアデッキに 取り回してスキッド風にしてみる。 思っていたほどストロークは取れなさそうだけど、使えないほどではなさそう。 Cハブから先はとりあえずアルティマから拝借。アルティマよりはスキッドが少ないので このCハブだとキャスター立ちすぎ。もうちょっと寝たのを使おう。 リヤ周りはまだ暫定ですらない。ローリングリジッドのコネクト方法は3通りぐらい考えてるけど 「これだ!」というものがなくて、今なお思案中。たぶん昔のコラリーみたいなリンクになると思う。 駆動系は、ユニットスイング式で重量物が先端付近に来るのはまずそうな気がするので ミッドシップで、コンパクトで、オフロードで問題なく使える容量と防塵性があってスリッパーも装備、 ということでレーザーZX-S用を使う予定。ただ、ほとんどのパーツは新品で用意したものの、 肝心のスリッパーユニットがメーカー生産終了で入手できなくなってしまったので、 もうすぐZX-5が発売されれば引退になるZX-Sから借りてくることになる。不本意だけど。 サスアームに見立てたただの板(写真ではとりあえず1枚だけど、実際は上下で2枚)を リヤユニットに固定して、4駆のフロント用ナックル(未定だけどたぶん京商になると思う)を ねじ止めする。ステアリングはターンバックルで固定し、ここでトー角も調整可能。 このへんは、取り回しを決めてから切り出す予定。今回はここまで。 なんというか、見れば見るほどリヤ荷重が足りなそうな車だけど、元のホーネットも同じだし、 サイズアップして重心が下がった分安定性はかなりましになってるはずだけど、どうかな。 とりあえず、今月中に板材の寸法を出すところまでは行きたいのう。
by harusame_kingdom
| 2005-08-16 20:16
| らぢこん
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Comments(6)
いっそのこと,マルチリンクサスペンションとか再現してみてください。
...冗談です。 リアルラリーの方面から見ると,ラジコン,特にオフロードのサスは, マクファーソンストラット形状が殆どなので,対地キャンバー確保には良いらしいです。 ほんとはリアのロアアーム取り付け角とかがサスの沈み込みで 強制されるような補助アーム付いてるのが好ましいんですけど, (いわゆるトーコンって言われる奴),オフロードだと無意味なのかな。 でも基本トーは,切れ角が大きく変わるので,リアルカーでも怖いです。 やっぱオフロードは,荷重&面圧でグリップ稼ぐしかないのか,とか。 とにかくオリジナルシャシー,期待して見ていくことにします(ぉ #どうでも良いんですが,最近はカーボンシート+エポキシ樹脂って 意外と安いので,型があれば,オリジナル強化シャシーも出来そうな予感。
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れざ
at 2005-08-17 22:13
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うーん、元ネタを知らない人にはなかなか説明しづらいんですが、
コスト度外視で夢のスーパーマッシィーンを作ろう、という企画ではなく、 なんというか、νガンダムの技術で旧ザクを作ってみようか、みたいな 年寄りの与太話以外の何物でもない金の無駄遣いです。 らぢこんのマルチリンクサスはいちおう17年前ぐらいから存在しますが、 主流になるには至ってないです。強度とかバネ下重量の増加とかのデメリットを 上回るほどのメリットが無かったんじゃないでしょうか。 トーコンの類も、たまに思い出したように出てきては消えていきます。 せいぜいタテとヨコのグリップの事だけ考えてればいいオンロードと違って、 ギャップやジャンプでの姿勢制御まで考えなきゃいけないので オフロードは一筋縄では行かないです。 基本的に、ハンドリングと走破性はセットの方向としては相反するし。 カーボン積層は、カウルのようなものならいいけど、そこそこに精度の 必要なものを作るのは、試行錯誤も含めるとけっこうな手間と時間に なりそうでちょっと手が出ないです。工作能力小学生並だし。
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れざ
at 2005-08-17 23:52
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あー、あと、マクファーソンストラットですが、正直なところ、正確には知らなかったので
今あらためて調べてみたんですが、厳密にこの形式のサスを持ったらぢこんは おいらの知る限りでは存在しません。 強いて言うならホーネットのフロントサスや、最近の1/12のフロントサスが これに近いけど、ホーネットは車軸の位置決めがロアアームだけで行われて、 ばねにはストローク方向以外の荷重がかからないし、 1/12のは考え方はだいたい同じだけど上下が逆になります。 現行のらぢこんのほとんどは、アッパーIアームの変則ダブルウィッシュボーンですね。 もちろんTA02もです。 上下Aアームの正式なダブルウィッシュボーンもあるけど、ごく少数です。
あ,マクファーソンストラット「形状」であって,オリジナルのマクファーソンは
今や絶滅に近いと思います。リアルバギー系もそうじゃないでしょうか? 現在ストラットタイプと呼ばれるのは,ロアアームリンクを一つ持ち, ナックル支持部が文字通りストラットダンパーで回転中心として 舵角制御をするもの全てを呼んでるみたいです。 それを考えると,ナックル支持部=回転ストラットにならないラジコン系は, ストラットタイプではないじゃないですか(痛っ 変形ストラット方式で参考になるのは,DC5インテRのフロントストラットタイプ かなぁ,と思います。あれは超絶を通り越して芸術レベルかと(w トーコントロール ストラット DC5でググってみると,面白い記事に出会えるかも... 逆にダブルウィッシュボーンサスのシビックとかは,リアルラリーでナックルが モゲているのをよく目撃してるので...何ともはや(苦笑 でもYAMAHAのYFZ450とかは,フロントにダブルウィッシュボーン... リアルカー系のサスペンション技術書は,赤池にある高原書店とかで 結構扱ってるので,是非参考にして作ってもらいたい,かもしれず(謎
追記:
えと,昔RCバギーで見た記憶を掘り返して,理解しました(w ロアアーム一本でストラット支持,ただしナックルはロアアーム固定... これ,トレーリングアームでした。取り付け角度でセミトレになりますけど, 今,教科書見てみて,「あぁ,これこれ」とか思ったりして(汗 お詫びして訂正いたします(ぉぃ アタックバギーとかワイルドワンとかスコーピオンですよ!
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れざ
at 2005-08-19 01:21
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アタックバギー&ワイルドワンはトレーリングアーム、スコーピオンはセミトレですね。
単にサスアームの回転軸の向きが違うだけですが、ホーネットのはスイングアーム。 なぜかウィッシュボーンとは言わないですね。言いにくい上まぎらわしいから? どう好意的に解釈しても、らぢこんにストラットを採用するメリットは見当たらないので、 たぶん今後も出てこないでしょう。1/12のフロントだけですね。 エンジンルーム等でレイアウトが制限されない状況で最高のものを考えると やっぱりどうしてもダブルウィッシュボーンになるんじゃないでしょうか。 少なくとも、ローリングリジッドはありえないよな、と。 |
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