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神聖はるさめ王国

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2006年 01月 19日

X-6

ロッシXX-4をベースにしたワンベルト4駆バギー・X-5を作ったX-Factoryから
アソシB4をベースにしたミッドシップ(!)2駆バギー・X-6が出るそうな。

4駆はいまだにレイアウトにこれといった「定番」がなく、大小メーカーから自作車まで
一瞬正気を疑うような面白おかしい車が結構出てくる。X-5もそんな車の一つだった。

しかし、2駆はもうすでに完全に「定番」なレイアウトが確立されていて、
その集大成であるアソシも、独創性で多くの信者に支持されるロッシも、
ローエンドのタミヤDT02までも、みんな大まかなレイアウトは共通。
興味のない人から見れば見分けることさえ困難だろう。

逆に「このカタチ以外でまともに走る車が作れるとは思えない」とも言える訳で。

で、X-6。驚きのミッドシップ。
大昔は初代アルティマ用ミッドシップコンバージョンなんてのも出てたが、
どこまで遡っても、レースでトップ争いをするような車がミッドシップだったケースが
ほとんど思い出せない。AYKサイドワインダーとか、それくらい?
マイティフロッグやホーネットはリヤとかミッドとか以前の問題ですごい位置にモーターがあるし。

2-4の変則振り分けの電池はX-5との共用を意識しただけのような気がするけど、
横置きの4セルの枠の外側にもう1セルづつ置けるスペースもあるし、
意味があるかどうかはともかく、普通に横積みで置くことも可能っぽい。
そうなると、恐ろしいことにデアゴスティーニのアレとまったく同じレイアウトになってしまう。
そう考えると、あまり詳しくない人にもいかに走らなさそうかなんとなく伝わるんじゃないだろうか。

まぁ、仮にもそれなりの実績を持つメーカーが世界一速い車をベースに、素人でも見ただけで
解るようなあからさまに走らない車を作るわけがないだろう、という希望的観測の元、
もうちょっと真面目に各部を観察してみる。

ミッションケース、後足、フロントシャーシはナイロンか何かの削り出しっぽい。
メインシャーシはアルミ削り出しのバスタブ。Durangoみたいだ。
このへんは最終的にはたぶん成型品になると思うけど。

リヤ周りは、まんま通常の2駆バギーのリヤ周りを前後逆に付けて、モータープレート位置だけ
正して(ホントにそのまま逆にしただけだとモーター逆転になるし)乗っけた感じ。
後足はぱっと見B4ノーマルとほとんど同じ形状に見えるが、作り直してるぐらいだから
何か違うのだろう。前に来たモーターの代わりにダンパーは後に逃げた。

フロント回りは見た感じB4とまったく同じっぽい。ダンパーがロッシな事ぐらい?

肝心のメインシャーシ上のレイアウトは、最後端(モーター直前)に4セルを横置き、
その前に2セルを横置きして、その両サイドにアンプと受信機、一番前にサーボ。
セルを前後に動かせるような隙間は見当たらない。モーターからサーボまでぎっちぎち。
確かに、車体の中心付近に重量物がぎっちり密集してる感じだ。運動性は良さそう。
ただ、2駆バギーの場合、安定性を伴わない運動性は邪魔にしかならない訳で。
通常の車を見慣れた目にはどう見ても後輪荷重が足りないように見える。

…が、よく見るとドッグボーンが凄い角度で前傾している。トー角にすると6度ぐらい?
また、フロントバルクとサーボの間に随分余裕があるように見える。
ノーマルのB4と比べると目測で1センチちょいぐらいサーボが後に寄ってる感じ。

要するに、重量物を全部ホイールベース内に持ってきてはいるけど、
そのホイールベース内の重量物をできるだけ後寄りにぎゅっと押し込んだ感じ。
だから、たぶん見た目の印象よりはかなり後輪荷重大きいと思う。
仮に通常のリヤモーターと同等の後輪荷重が実現できてた、としても、
オーバーハングの重量物の有無でピッチングとかは随分変ると思うけど、
それがいい方向に出るか悪い方向に出るかがこの車のミソなのだろう、たぶん。

良くなかったとしても、悪くないのなら、バックアタックでモーターを壊す心配が
少ない分、いいのかもしれない。

しかし…X-5もだけど、あのかっこわるいボディはなんとかならんかったのかなあ。

by harusame_kingdom | 2006-01-19 16:10 | らぢこん | Comments(0)


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