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神聖はるさめ王国

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2015年 05月 03日

外車祭りじゃ!

というわけで、去年も行ってきたけど今年もまた行った。

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今回もまた岩さんと。

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モトグッチ。あんまりっていうかぜんぜん詳しくないけど、この独特の縦置きVツインの
シャフトドライブのレイアウトは大昔のモデルからほぼ変わらないまま、細部が微妙に
今風に改良されてる感じ?ホイールがスポークからキャストになったり、エンジン周りに
樹脂製のカバーがちょこちょこ追加されたりとか。
これがいいんじゃ!とか、これじゃなきゃだめだ!みたいな根強いファンが居るんだろうか?
日本だとSRみたいな?よくわかんないけど。

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こんな、上半分が今風(や、80年代風か)のレーサー調のやつもある。
でも下半分が古来のモトグッチそのまんまなのがすごい。
ここまで来ると拘りというよりも変えられない呪いでも掛かってるんじゃないかって気すらする。

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オサレバイクの第一人者・ベスパ。オサレとは対極のおっさんであるおいらは
ふーん、と値札を見て固まる。124万2千円。うちのFZS1000の乗り出し価格より高い(血
なるほど、これがオサレたる所以か。

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シャアが乗りそうなバイクナンバーワン、ドゥカティ・ムルティストラーダ。
色だけじゃなくデザインがなんかすげぇジオン系っぽい。

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モンスターとかストリートファイターとか、近年のドゥカティは頑張りすぎてて思わず引くような
デザインが多い中、ハイエンドのパニガーレがむしろ普通っぽく見える、もちろん錯覚だけど。
これが正しいスーパースポーツだ、という説得力に溢れてる。シャアが乗っても安心。

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MVアグスタは10年くらい前に初めて知って以来、進歩はしてるんだろうけどぱっと見の印象は
ほとんど変わってない。ここもモトグッチみたいなものだろうか?スタート地点がだいぶ違うけど。

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ブルターレも全体のイメージはそのままに近代化改修が著しい。
こんなカラーリングでRRとか書いてあったらなんかホンダっぽく見えるな。

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どんどん小さくなったテールカウルはもう完全にシートに引っ込んで消えそうな傾向。
それは時代の流れなのかなあ、とは思うけど、行き場を失ったナンバーステーとウインカーが
リヤフェンダーもろともリヤタイヤに直接貼り付くこのデザインが急激に増えてきてる印象。
一刻も早く廃れてくれることを願う。切に願う。

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トライアンフ・ロケットⅢ。こんなにアメリカァーンなのにゴンスケ顔に3気筒。
水平対向じゃないと許さない日本のスバリストみたいな、3気筒じゃないと許さない
トライアンフィストがあっちには居るんだろうか?滾るトライアンフ魂。

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今回乗った1台目、トライアンフ・スピードトリプル。
「3気筒ってどんなだろう?」って気になる人にすごいお勧めできる、ものすごい3気筒感。
「俺が、俺たちが、3気筒だ!」というトライアンフ開発陣の声が聞こえる。

またがった感じはだいたいうちの子と同じ、微妙に前傾で微妙に足つきが悪い。
ストリートトリプルと比べるとかなり重厚な外観だけどそこまで重くは感じない。

パワーもトルクも充分だけど、レスポンスが穏やかで唐突な感じが無いから扱いやすい。
逆に、いかにも獰猛な外観から受ける印象よりはちょっと物足りない気もする。
同じようなアップマフラーのストリートトリプルRはお尻が熱くなるって聞いてたけど、
これは少なくとも試乗コース程度ではそういう事は無かった。
まぁ普通こんな短時間で熱くなっちゃ困るんだけど、去年のパニガーレは熱かったからなあ。

このエンジンをベースに、FZS1000のいいところを取り入れて上質にまとめたもの、
がMT-09になる感じだろうか?でもあれはエンジンはともかく見た目が好みじゃないのが。

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今回乗った2台目、アプリリア・トゥオーノV4R。
ハイエンドスーパースポーツから派生したネイキッド、という意味ではうちの子と同類なんだけど、
派生の度合いがうちの子や他社の同じような車種とはあからさまに違う。
実際はエンジンやフレームまで作り直してるらしいんだけど、少なくとも見た目に関しては
アップハンドルにして干渉する部分の最低限のカウルだけ外しました、みたいに見える。

何より、VFR以外のV4ってどんなもんなのよ、っていうのに興味があった。
が、乗ってみた感想としては、VFRだった。がさつなVFR。

ポジションは、うちの子よりは気持ち前傾で足つきも微妙に悪い。が、充分許容範囲。
我慢するようなことは何も無い。シートは触った感じぎょっとするほど硬いけど、
座った感じはかなりしっくり来る。長時間乗るとたぶん痛そうだけど。
V4は直4よりもスリムに作れる、というメリットをVFRでは1ミリも感じなかったけど、
これはかなり細い。去年乗ったパニガーレ程じゃないけどあれは異常だから仕方ない。充分細い。

左手に何やら大げさなモードスイッチがあるから、何かそういうギミックがあるのかと思ったけど、
触ってみたら液晶パネルのトリップメーターとかが切り替わるだけでがっかりした。
でも後で調べてみたらどうもこのバイクはかなり電子制御デバイスが突っ込まれてるようで、
たぶん実際はここでかなりそのへんの細かい調整ができるみたいだ。
もしかしたらエンジンの回り方とかもこれでけっこう印象変わったりしたんだろうか?

あと、何かトラブルがあったみたいで、左のミラーが着いてなかった。
右しかミラーの無いバイクに乗るのは最初に買ったジョグ以来だろうか。
まぁ大丈夫だろ、と思ったけど右車線から左に戻るときにやっぱり怖かった。
ミラーは左右必要だ。絶対。

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2台乗ったから今回はここまで、なんだけど、せっかくだから車の方も乗ってみた。
BMWミニ・3HBクーパー。

ゴーカートのようなハンドリングだとか、CR-Zの開発者がハンドリングのベンチマークにした、
みたいな話を聞いてたからどんなもんかな?って興味はあった。買う気はいまのところ全然ない。

3ドアだけど人も荷物もそこそこ乗る。まあ実際そんな小さい車でもないから「こんな小さいのに?」
とは別に思わない。インパネはすごい個性的で独特の世界観がある。ナビも警告もしっかり
日本語で表示されるからうっかり国産車だと思ってしまいそうになるけど、ウインカースイッチは左側。

最近はめっきりマニュアルの人になっちゃったけど、オートマ車でもボタンを押しながらレバー操作
するタイプはさらに久々だった。まだあるんだなこういうの。

1.5リッター+ターボのエンジンは1.5リッター+モーターのCR-Zより明らかにパワフル。
BMWi8のエンジンと同じらしい。いいエンジンなのは間違いないんだろうけど、
超高級電気自動車の発電用エンジンと同じですよ、って説明されて微妙な気分になる。

肝心のハンドリングは・・・「え?」でも「おぉ!」でもない、「お、おう」みたいな(何
確かにいいんだけど、そんなすごいすごいって言うほどのものかな?って思ってしまうのは、
自分の中で基準になってるCR-Zがなんだかんだでそれなりのところに居る、って事なのか?みたいな。

いい車だと思うし、人に「どうかな?」って聞かれたら「いいよ!」ってお勧めできると思う。
でももし自分が今車を買い替えなきゃならない状況になったら、これじゃなくてやっぱり
現行型のCR-Zを買うと思う。んで、こっちは人には勧めない。

そんなかんじで、今回もなかなか興味深い試乗会だった。

by harusame_kingdom | 2015-05-03 23:21 | バイク | Comments(0)


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