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神聖はるさめ王国

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2013年 09月 18日

フィット試乗

なんとなく行ってきた。

見た目は…はじめて見た時の「うげー」という感覚はすでにだいぶ薄れてきてる。
すぐに慣れて何とも思わなくなるとは思うけど、やっぱりいいとは思えない。先代の方が好き。

そういえば先代ってたぶん一度も乗ったこと無いな。初代は試乗したことあるけど昔すぎて忘れた。
だからまぁ、先代と直接比べてこう変わった!って評価はできない。
先代をベースに斜め上に作り替えたCR-Zと比べてもあんまり意味は無いか。

乗ったのはハイブリッド。シフトレバーがプリウスみたいになっててびびる。プリウスも運転したこと無いけど。

メーターはぱっと見CR-Zっぽい。が、なまじCR-Zっぽいだけにかえって違和感が強い。
ど真ん中に銀色の丸い枠があるのは同じだけど、中にあるのはアナログのスピードメーターだけ。
横の切り替え式ディスプレイはカラーになってて、タコメーターはここに出すことができる。
しかし、アシスト/チャージのメーターは常時出てるのに、電池容量のメーターが無い。
切り替え式ディスプレイで動力モード表示にするとそこに出てくるけど、めちゃくちゃ小さい。
これってハイブリッド車にはけっこう重要な情報だと思うんだけど、いいんかなこんなので。

スタートボタンはハンドルの左側になった。みんなそんなに助手席に乗った人に見せびらかしたいのか?
絶対右の方が自然で使いやすいと思うんだけどなあ。
そして右側には緑のECONモードのスイッチ。Sモードのスイッチはシフトレバーのとこにある。
なんというか、統一感の無さが凄まじい。誤操作防止のためにわざとなのかも知れんけど。
タッチパネルのエアコンは…そういえば触らなかったな。アイドリングストップ中もエアコン効くのは素晴らしい。
純正ナビは相変わらずな感じであまり興味は無いけど、つるっとして広いパネルはたぶん
社外の車種専用大画面のが出るんだろうな。そういうとこだけは売れ線量販車がうらやましい。

全体的な質感はそこそこ。悪くはないけどこれを気に入って選ぶ事も無いだろな、って感じ。
なんとなく、シートレールのねじ止め部分が妙に目立ってたのは気になった。
センタータンクレイアウトの弊害なんだろうか?先代はどうだったんだろ?

日ごろCR-Zに慣れた体にいまどきの超実用コンパクトはさぞかし快適なんだろうな、と思ったら、
確かにまあCR-Zよりはましなんだけど、代車のライフに乗ったときみたいな「なんじゃこりゃあ!」
って思うほどの取り回しの良さは感じなかった。CR-Z以上ライフ未満、なんて当然予想できた事だけど、
どっちに近いかと聞かれればむしろCR-Z寄りな気がした。絶対ライフ寄りだと思ってたのに。

スタートボタンを押してもエンジンが掛からないのがまず従来のホンダIMAでは考えられない。
発進はモーターのみで動き出すけど、わりとすぐにエンジンが掛かってやっぱりエンジン主体で走る。
どうもDCTはスムーズな発進制御が難しいらしいのでそこをモーターに任せてるらしい。
EVモードに固定して走るような機能は無いっぽい。踏み方とか加減して可能なのかも知れないけどわからない。

DCTの車に乗るのは初めてだけど、バイクならちょうど同じホンダのVFR1200に乗ったことがある。
VFRはなんかもう本当にただのオートマだなあ、って印象だったけど、フィットの方がむしろ
自動制御のマニュアルっぽさを強く感じたのが意外だった。けっこうがちゃがちゃと忙しそうに動いてる。

アクセルの踏み加減とエンジンの回り方がばらばらなCVTは気持ち悪いとか、
ダイレクト感のあるDCTの方が走りは楽しい、みたいな話をよく聞くけど、
個人的には勝手にがちゃがちゃやってるのがダイレクトに感じられるDCTの方にが強い違和感がある。
結局は同じ事を無段階でやんわりと制御するCVTの方が上質で違和感小さい気がする。
スリップロスとか無い分性能では有利なんだろうし、慣れれば気にならないのかもしれないけど。

足も意外と落ち着いた感じで、路面のショックは不快じゃない程度に伝わってくるけど、その代わり
ふわふわした感じも無い。わりとCR-Zに良く似た印象。もうちょっとストローク伸ばした感じ?
ハンドル切って曲がる感じも、さすがにCR-Zほどじゃないけどウィッシュやライフと比べると
ずいぶん違和感は小さい。

総じて、CR-Zからふつうの車に戻るための第一歩としていろんな意味で具合が良さそうな車だった。
いやまぁ、当分そんなつもりは無いんだけどな!

ここ数年メカニズム的にはずっと停滞してたホンダ車としては久々の大革新だと思うし、
デザイン以外に弱点らしい弱点が見当たらない、恐ろしくよくできた車だとは思う。
でも、わりと細かいとこで「他にやりようがあったのでは?」みたいなとこは多い気がするから、
マイチェンでけっこう化けるんじゃないかと思ってる。デザインも含めて。

でも、次期CR-Zがこれをベースにするなら、DCT一本になってMT無くなっちゃうかもしれないな。
そもそも出るのかどうかも解らんけどさ。

by harusame_kingdom | 2013-09-18 02:10 | | Comments(8)
Commented by ちゃりぞう at 2013-09-20 02:16 x
アコードハイブリッドにも試乗してきてw

フィットハイブリッドのi-dcdとはまた違って、
i-mmdだっけな、町乗りでは基本的にモーター主体の走行で、
高速走行だとエンジン直結らしい。
あの車体の大きさでトヨタ方式の燃費超えるのは興味ある。
(トヨタがアクア改良して電池をリチウムに替えれば
フィットハイブリッドの方は容易に逆転しそう)
Commented by れざ at 2013-09-21 20:44 x
>あこぶり
セダンにあんまり興味が無いのであまり気の効いたコメントはできないかも(弱
プリウス乗ってる人かアコード乗ってる人の方がいいんじゃないかな(チラッ

i-DCDは旧IMAよりは若干ストロングになったものの、
結局はマイルドハイブリッドだし、アクアに対していい勝負!よりも
ハイブリッドのネガ(エアコンとか)を丁寧に潰してきてるのが
肝なのかな、と個人的には思ってます。

アクアというかTHSⅡは完成度が高すぎてもうあまり伸び代が無い気もします。
電池がリチウム系になっても、プリウスαやPHVを見る限りでは
思ったほど目立った改善も無さそうな。
Commented by ちゃりぞう at 2013-09-23 17:18 x
プリウスαはカタログ上の燃費性能差があると販売が偏ってしまうのを避けるため、
以下のようになってます。
5人乗り:ニッ水、電池は後部座席の下
7人乗り:リチウム、電池は運転席助手席間のコンソールボックス(後部座席下は3列目座席の収納スペースになっている)
なのでリチウムガン積みすればw、PHVに近いぐらいには伸びるはず。

THS IIが熟成されすぎてるのはその通りなので、
アコードハイブリッドを見てトヨタがどうするのか見物。
やっぱり競争がないとね。

あと吸血鬼属性の自分は昼間は外に出られないので市場に行けない…
Commented by れざ at 2013-09-23 22:50 x
プリウスαの場合は単に3列目のスペースを確保したかっただけで、
性能差とかはあんまり考えて無さそうな。
「同じ大きさなら大容量」じゃなくて「同じ容量ならコンパクト」みたいな。
ガチでリチウムありきで性能追求のチューニングを詰めていけば
また話は違うのかも知れないけど、燃費スペシャルはプリウスに、
パッケージングはウィッシュに、それぞれ変に遠慮して
中途半端にまとまっちゃったな、みたいな印象。でも売れるんだろうけど。

逆にホンダは使える技術をありったけフィットにぶち込んだ結果、
インサイトいらない子になっちゃったりとか。まぬけと言えばまぬけだけど
企業のスタンスとしてはこっちが正しいような気もする。

トヨタはなんだかんだで育ったブランド(クラウンとかカローラとか)は
不自然なくらい大事にするから、プリウスもすでにいろんな意味で
特別な存在になってる気がする。
トヨタだからでも、ハイブリッドだからでもなく、プリウスだから凄い、みたいな。

やっぱり次のステップ(THSⅢ?)は次期プリウスから、になるのかな。
Commented by ちゃりぞう at 2013-09-24 00:14 x
んー、発表当時にいろいろ見てたけど
トヨタは性能差はない、という一貫した答え。
当時は原油高騰でプリウスの納期がウンヶ月という時代で、
とにかく低燃費ということが訴求力であり、一方でリチウムの生産量も
低かったのでリチウムに受注が偏っても困っちゃう。
単にスペース開けるだけならわざわざモード燃費まで揃えないよ。

インサイトは不幸な子でした。
(初代インサイトはともかく)シビックハイブリッドがあったのに
一般にはほとんど認知されていなかった。
トヨタの売り方がうまかったのか、
「2代目プリウスの形状=ハイブリッド」になってしまっていたので
同じ形状の車を作って認知してもらうしかなかったのか。
すぐ後にフィットハイブリッドが出ることが確定してたので
どうしても捨て駒感がぬぐえない。
でもインサイトがあったからこそCR-Zが出たわけで、
トヨタからはスポーツに振ったハイブリッドが出てないので
そこはうらやましいw
Commented by ちゃりぞう at 2013-09-24 00:14 x
長すぎて蹴られた(ま

プリウスをカローラ化していくのかと思ったら
先日カローラハイブリッドが出たし、
燃費ならどうしても大きさ重さでアクアやフィットに勝てないので
先端技術を真っ先に投入してブランド価値を維持するのかな。
実際2年後ぐらいにはフルモデルチェンジだし。
来年にはノアのハイブリッドが出るらしいけどシステムは従来型だろうし。
Commented by れざ at 2013-09-26 23:49 x
リチウムイオン電池ガン積みしても受注が集中しない方法はPHVが実践してるよ!

初代インサイトは燃費スペシャルにとんがりすぎてて、
凄いのは解るけど誰が買うんだこんなのみたいな車だったし、
シビックとかはとりあえずハイブリッドにしてみましただけな車だったし、
アコードとかも一応この頃あったんだっけ?
ようやく性能と値段が実用バランスになった2代目インサイトは
3代目プリウスにひどいぶつけ方されててなんか気の毒だったし。

トヨタもスポーツに振ったのならレクサスCTとかプリウスG’sとかが!
CR-ZもあんなカタチでMTが選べるって事以外は
そんなに言うほどスポーツでもないです。だがそれがいい。
Commented by ちゃりぞう at 2013-09-28 18:12 x
アコードハイブリッドは2004-2007に北米では売ってたらしい。
ウィキ見ると性能も販売も微妙だったみたい。

レクサスCTはサスもトーションビームじゃないし、
パドルシフトでシフトレンジの固定ができたり
制御のセッティングも違ってるけど、
G'sは18インチ、スポーツサスとシャーシ下に剛性アップパーツ付けただけだから
たぶんうちの(17インチ、サス、タワーバー)に毛が生えた程度しか
変わらないw


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